不動前 すし 岩澤

以前から行ってみたかった「不動前 すし 岩澤」。少しマイナーな不動前駅から徒歩5分、五反田駅から徒歩9分のアクセスが微妙な所にありながらもなかなか予約が取れない鮨屋。今回は運良く予約が取れた。

岩澤大将は異色の経歴の持ち主で大学卒業後システムエンジニアで働いたけど学生時代にアルバイトしてた鮨屋での楽しい経験が忘れられなくて1年半でシステムエンジニアを辞めて板前に転職したらしい。それからすし匠系列のすし匠齋藤で15年間修業を積んで2016年今の不動前に自分のお店を開いたらしい。

なのでコースの基本構成はつまみと握りが交互するすし匠スタイル。また全体的にすし匠の影響が濃く残ってる。しゃりはネタに合わせて3種類を使ってるけどそれほど主張が強くなく全体のバランスを重視してる感じ。華麗さよりは真面目な丁寧さが心に残る。ボリュームもちょうどよくてコースを全部食べ終わっても何点かは余裕で注文できた。また日本酒のライナップがよくて岩澤さんおすすめのものから自分好みのものも注文できて嬉しい。

また予約取れるように頑張ろう!

日本橋蛎殻町 すぎた

鮨 あらい」へ行けたときは今年最後の贅沢だと思ったけどまたその繋がりから年末に鮨界のラスボス(?)「日本橋蛎殻町 すぎた」へ行けた!やっぱりネットワークと関係性は大事だね。

日本橋蛎殻町 すぎたに行くために本当久しぶりに水天宮前駅に降りた。実は17年前に通ってた会社がそこにあったので懐かしい気がしたけど全部忘れてしまったのが全然馴染みがない(汗)。

お店の入り口は一階にあるけどお店は地下一階にあって階段を降りて中へ。店内は清潔感溢れる高級鮨屋そのものでカウンターが9席、個室が一つ(4席)。

大将の杉田さんのホスピタリティ溢れる挨拶から始まるおまかせコースは感動の連続だった。珍しいネタや派手なパフォーマンスではなく基本に充実した丁寧な鮨、それがまた心がこもった最高の技術によって完成される、その鮨はもはや芸術品。

できるものなら毎月行きたい。

鮨 あらい

知人チャンスを使って念願の「鮨 あらい」!

お店に入ってカウンターに座ると新井さんの江戸弁の挨拶からコースが始まる。大将の新井祐一さんは東京出身で銀座久兵衛で8年、すし匠で6年修業した後に33歳で独立して銀座で自分の名前を掲げたお店を開いた。今年で38歳らしいけどその貫禄が全然違う。

お客さんの中にすし匠時代からの常連さんがいらっしゃったらしくてその方と新井大将の漫才のようなやり取りが面白すぎて思わず声を出して笑ってしまった。でもその方だけじゃなくて同じカウンターの客一人ひとりで細心の気配りを見せてくれてさすが一流料理人となると料理の腕前だけではなくてこういうホスピタリティも必要と改めて実感した。

料理はというと、丁寧に下拵えされた最上級の材料を最高の技術で仕上げられてお客さんの前に運ばれてくる。その仕上がりは完璧に近いもので食べなくても見ただけでもそのお味が想像できちゃう。素晴らしい。

次回の予約も取らせていただいたけど最短で来年の4月!さすが人気店。しかし、食べたばかりなのにもうまた行きたい。

鮨 龍次郎

2年ぶりにやっと中村龍次郎さんの鮨を食べることができた。前回は外苑前の「海味」の大将の時にお伺いした。その時も髙い評価を得ていてその人気も高かったが、去年11月に自分の名前を掲げた「鮨 龍次郎」を外苑前と青山一丁目の間にオープンしてからは評判がただちに広がりなかなか予約が取れなくなってしまった。いわゆる予約困難店に。

頑張って一年越しになんとか予約を取ることができて先日やっと訪問ができた。お店は路地裏の少し探しづらい所ではあったが、ビルの1階に立派な鮨屋らしい外観をしてるので近くまで行ったらすぐ分かる。カウンターが11席、2人用の個室が一つ、オープンから1年なのでまだ新しい感じがする。店内は高級鮨屋らしく木をベースにした和モダンな落ち着いた空間が広がってる。

龍次郎さんは相変わらず愉快で面白くて…声が大きい(笑)。そんな龍次郎さんが握ってくれる鮨は繊細で美しい。特にマグロに対するプライドが高く、マグロの紹介だけは「青森大間産で163.35Kgです!」とグラム数まで正確に教えてくれる(笑)。最初にその自慢のマグロの握りを出してからオーソドックスなつまみから握りへとコースを進めていく。最上級のネタを丁寧に下拵えして最高の技術で握ってくれるので美味しくないはずがない。お酒もおまかせでゆるいペアリングな感じで鮨との相性も抜群だった。そんなに華麗な銘柄はなかったけどそこにちょうどいいもの(例えばみむろ杉とか日高見とか)を出してくれて大満足。

また予約ができるといいね。

すし 㐂邑

以前から行ってみたかった熟成鮨で有名な二子玉川の「すし 㐂邑」に運良く予約ができたので行ってきた。もう前日からドキドキが止まらない。熟成鮨の話はたくさん聞いたけど果たしてどんな味だろう?

6時予約だったのでこの日は家で在宅勤務を終えて少し早い5時にタクシーで向かったけど夕方というのもあって道が激混み。6時5分前にやっとお店に着いた。普段なら家から二子玉川までは30分もかからないのにね。

こんな所に鮨屋が!と思われる所にポツンと和モダンな佇まいの㐂邑さんが現れた。マンションの1階にお店があるけどここだけ別世界。

すし 㐂邑、「木村」と書くとオリジナルティが出ないので敢えて「㐂邑」に。オリジナルティがあるので検索にも引っかかりやすいけどそもそもパソコンやスマホでの入力が難しい(汗)。

店内はカウンターのみの9席。普通に満席で一人でいらっしゃってるお客さんが多かった。やっぱり予約があまり取れないので一人でもいいからとにかく予約が取りたいよね。

箸の先端がやたら細い。ここまで細い箸はあまり見たことないかも。

この日も暑かったのでとりあえずビールを頼んだ。気分は生ビールだったけどなかったのでお店一押しのCOEDO Kyara IPLを。

まずシジミ酒からコースがスタート。体に良さそうな優しい味で二日酔い防止のため?笑

ずらりと並んでる日本酒と熱燗のための燗どうこが気になるけどこんなに暑かったら熱燗よりは冷酒かな。見てると早くビールを飲み終わらせて日本酒に移りたいと焦てしまう。

イカの塩辛。塩辛なだけあって塩分多めに明太子のような辛さも少々。これはもうお酒飲んでくださいと。

サザエのオイル漬け。

穴子の山椒和え。

早速日本酒のスタート。基本おまかせでこちらは静岡の喜久酔。

アワビの塩辛。

雲丹そば。

このタイミングにそばが出てくるとびっくり!泡をたてばそばつゆはしっかり雲丹味。

渡蟹のブランデー漬け。㐂邑のシグニチャーメニューの一つで韓国のケジャンとも近い感じでこれの通信販売も不定期的に行なってるらしい。

ここまでが摘み。あまり鮨屋で味わったことのないものや料理の連続で最初はびっくりしたけど㐂邑さんの個性を包み隠さず全開してる。味はしっかりしていて強めで言葉通りの素敵な摘みだった。これは酒が進む。

いよいよ握りの開始!シャリは一般的に鮨屋でよく使われてる新潟産のコシヒカリではなく岩手産の「亀の尾」だそう。元々は悦凱陣など日本酒によく使われてるらしいが、自分の鮨の個性を出すにはびったりだと思って研究を重ねて今に至った。そのお米をベースに京都宮津のお酢を含めて4種類のお酢をブレンドして最後にフランス産のお塩を入れてシャリが完成。あまり聞いたことのない見事なこだわりっぷり!

それだけこだわったシャリなので最初はネタなしにシャリだけ味わう。なるほどね。

いよいよ本格的に握りがスタート。

甘鯛。

牡丹海老。

金目鯛。

小鰭。

鹿児島産赤ウニ。一週間寝かしたらしいけど、雲丹を寝かすってあまり聞いたことない!

アワビ。

3週間熟成した筋子。エロいな。

カツオ。これは1週間熟成。

きんきご飯。これはメモに「感動」と書いてあった!

イワシ。

マカジキ、50日熟成!

玉子。

濁酒アイス。

これで2時間のおまかせコースが終わり。終始一貫その強い個性のオンパレード。どこにもない、誰にも真似されないオリジナルティを作るための木村大将の努力が感じられて頭が上がらない。熟成鮨は初めて食べたけどその柔らかくて深い味わいを言葉で表現するのはまだ難しい。後、2~3回行ったら少しは表現ができるかな?