魚見茶寮

以前会社が渋谷にあった時に宮益坂の上にある魚まみれ眞吉という居酒屋によく行っていて、予約なしで行っても少人数だったら店長さんがなんとか席を作ってくれたのをよく覚えてる。ひょんなことからその店長が独立して去年恵比寿に「魚見茶寮」というお店をオープンしたという話を聞いた。このコロナ渦で大丈夫か心配になったけどお店のコンセプトや料理、お酒を見るとこの店は絶対大丈夫そう。っていうか行きたい!

ということで先週後輩たちを連れて魚見茶寮に行ってきた。店内はカウンターのみの13席でコンクリート?モルタル?を基調したモダンな雰囲気は東京カレンダーの表紙でも飾れそう。金曜日ということもあって満席でかなり賑わっていたけど消毒や換気対策なもしっかりしてた。

料理は基本アラカルトだけどおまかせでも頼めてスタッフさんと相談しながらコースを決めた。その料理のレベルも磨きがかかって居酒屋よりはもはや割烹と言ってもいいレベルだった。お酒は日本酒と日本のナチュラルワインに力を入れていてユニークな銘柄が多くて楽しい。

最近このようなような高品質の割烹居酒屋(?)が一つの新しいトレンドになってるような気がする。その中でも魚見茶寮はその先端を行っているお店で一回は行ってみる価値があると思う。

多仁本

先日は最近仕事でよくご一緒させていただいてる先輩とのサシ飲み。お店は最近勢いが止まらない「多仁本」さん。こう書いて“たにもと”と読むのを最近知った。洒落てるね。

お店は荒木町車力門通りの一番奥まったところの2階にあるけど近くまで行っても位置がよく分からなかったが、この行灯のような小さい置き看板がなかったらちょっと迷ったかもしれない。

予約時間通りにお店に着いてまずビールで乾杯!瓶ビールではあったが、ちゃんと冷えていてビール用の薄いグラスがちょうどいい感じでビールの泡がまろやか。しっかり管理されたサーバーの生ビールもいいけどこのような瓶ビールも安定していて美味しい。

先付がなんとうなぎ!一見重そうに見えるけどそこまで脂濃くもなく、どちらかというと爽やかに近い感じ。美味しい。

厨房は使い込まれてるけど清潔に管理されていて職人の仕事場という感じが素敵だった。ここで作られた料理は絶対美味しいだろうと食べなくても分かるような風景。

汁物はナスとタケノコ。なんだろう?普通のナスではないな。京野菜なのかな?タケノコも最上級な感じで柔らかくて美味しい。

ビールの後の日本酒はペアリングでお任せ。一番最初に出してもらったのが「伊予賀儀屋 純米無濾過 陽の光 カギヤサンシャイン」。結構長い名前のお酒でこれが初めてだったけどライトな感じで飲みやすかった。

このガラスのとっくりもお猪口も薄くて涼しさを感じる演出が気に入った。このお店のシグニチャーなのかもね。

マグロと山芋なのかな?他では味わったことのない。かなりインパクトがあった。

大将の谷本さん。食べログによると

谷本氏は鮨店や小料理屋で料理人のキャリアをスタート、20代から茶道を嗜む。当時京都の日本料理店で食事をし、供された料理の美しさを知ったことをきっかけに、日本料理の道へ。滋賀と東京にある茶懐石の名店「招福摟」で8年、南青山の懐石料理店「みな瀬(閉店)」では3年間料理長を務め、2017年4月に独立し、『多仁本』をオープンした。

と書いてあった。童顔で爽やかなイケメンで仕事をしてる姿がカッコいい!

刺し身の後は

お!大好きな加茂錦の荷札酒、それも山田錦50!いいね。なんだか久しぶりだな。やっぱり甘くて旨い!

ウニとホタテ、ずんだという奇抜な組み合わせ。谷本さんのクリエイティビティが光る。

見た目はサラダや和物っぽいけどワサビが効いてていいアクセントになってる。

鮎の塩焼き。まだ少し小さく骨も柔らかいので頭からそのまま食べられる。苦味もなく素材の美味しさと焼き加減、塩加減が絶妙な一品。

そばなのかな?と思うくらいコシがしっかりしていて少し違う食感を楽しめたそば。

鱧!やっぱり夏は鱧だよね。後、ネギも甘くて美味しい。

ここに来て〆のお酒として十四代が出てきた!強弱の付け方、コースの演出が素敵でドラマチック。

〆のご飯はとうもろこしご飯!これがまた絶品ですごい甘くて美味しかった。とうもろこしだけではなくてその味付けに秘密がありそう。ご飯でテンションがマックスに。

デザートは水羊羹と

抹茶で口直し。

多仁本さんの評判が上がってきてる理由がよくわかった。相当レベルが高くて大将の谷本さんの料理に対する情熱やクリエイティビティが半端ない。ずっと応援したい、定期的に訪問したいお店であった。

2019四国九州ツーリング2日目:高知、座屋

この日の高知はすごく暑くて最高気温がなんと27℃まで上がったそうだ。普通に歩くだけでも汗かいてきたので夕方まではホテルでメンテナンスをしながらゆっくりして6時が過ぎたらホテルを出て座屋までの道を散歩がてらに楽しんだ。

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あの高知名物の路面電車も見て写真に収めたり、行き先が「ごめん」の電車もあったけどそれは取れなかった。なんか可愛かったのに残念。

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龍馬パスポートというのあったり、竜馬通りがあったり。この高地55番街はすごく魅力的だったけどこの日はすでにお店を予約してあるので残念ながら行けなかった。今度高知に行ったらぜひ行ってはしご飲みしてみたい。

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高知は思った以上に南の国感がすごかった。暑かった天気の性もあると思うけど夏が似合う町並み。

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予約時間の6時半ちょうどにお店に着いた。オシャレでモダーンな建物で和食よりはバーに近い感じだった。まだ少し早い時間だったので先客は2組のみ。シェフ(お店の雰囲気からすると大将よりはシェフと呼んだほうがよさそう)とスタッフさんと挨拶を交わす。

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高知の地酒を10種類くらいストックしてるらしいけど名前を聞いても分からなそうだったのでお任せで。甘口で純米大吟醸系が好きと伝えたら一番先に出てきたのがこの「亀泉 純米大吟醸」!濃厚で甘くて美味しい!高知以外ではあまり出回ってなくてなかなか手に入らないお酒だそう。

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先付けは千葉産の蛤(千葉産かい!とツッコミたくなったのをぐっと我慢w)と高知産の椎茸とフルーツトマトのソースかけ。さっぱりして美味しい。食欲を唆る感じがいいね。

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続いて高知産のクエ(12kgもする大物だったらしい)と山椒、銀杏、アワビを一緒に煮込んだスープ。これも贅沢な逸品!

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続いて桃太郎!名前からすると結構ありそうなのにこの日本酒は初めて。甘口から少しずつ辛くなっていく。

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刺し身盛り合わせ。

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他の魚も新鮮で美味しかったけどこのカツオの藁焼きは最高に美味しかった!今まで食べたことのない感じ。柔らかくて脂も乗っていて、また藁の風味が堪らない!これだけで追加したくなる。これが本場の味か!

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続いて太刀魚の焼き魚と酒粕、金柑。

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豊能梅 純米吟醸 おりがらみ生酒。

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四万十川の川エビとトウゴロウイワシ、アオサ海苔、ウツボの天ぷら。

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のれそれと雲丹。

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南 純米中取り。

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徳島産の和牛とタケノコ。

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大野見産のヒノヒカリ!

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初めて食べる米だけど香ばしくて美味しい!

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それに土佐ジローの玉子!普通に見えるけど全然普通ではない。すごく固くてなかなか割れない。

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やっと割ってみたら普通よりも色はちょっと薄いかな。

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炊きたてのご飯に醤油をかけて

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先程の土佐ジローの玉子をかけると特製卵かけご飯の完成。よくマゼマゼして食べるのがこの座屋スタイルらしい。

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ぺろりっと食べ終わるとおこげをくれる!何もかけずにこのままで美味しい!やっぱり米って美味しいよね。

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最後のデザートまで完璧すぎる。

最高の料理とお酒、ホスピタリティー溢れるシェフやスタッフさん、これこそ贅沢な大人の旅という感じの夜だった。場当たりもいいけどたまにはこのように完璧に決めるのもいいね。高知にまた行かなきゃいけない理由ができた。

大原

先日もまた荒木町へ行ってきた。最近マイブーム(死語w)な四谷三丁目、荒木町!小さいけど素敵なお店がたくさんあるので毎回新しい発見があって楽しい。今回のお店は「懐石 大原 」。

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荒木町杉大門通りの少し年季の入ったビルの2階に位置していて控えめに看板を出してるので注意深く見ないと通り過ぎちゃうかもしれない。

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店内はオシャレまでには言えないけど清潔感あって木でまとまった落ち付く空間だった。カウンターが4席、2人が座れるテーブルが2つ。マックスで8人くらいが入れるお店だけどゆとりをもたせてるのでそれほど狭く感じない。むしろ広い感じまでするね。

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大将の大原さんは少し人見知りというか職人肌というか調理に集中して一品一品丁寧に作り上げてる感じが好感を持てる。どれもレベルが高くて非常に美味しかった。特に春を感じさせる竹の子の料理がよかった。

馳走 こんどう

前回の「和食 こんどう」がすごくよかったのでオーナーの近藤さんの新しい店の「馳走 こんどう」へ行ってみることにした。友人と現地で待ち合わせ。なんか最近平日でも夕方の渋滞がひどくて約束時間ギリギリで着いたらすでに着いて待っていた。ごめんごめん。

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近くだと思うけどなかなか入り口を探せない。よく見てみたら小さく看板が出ていた。お店は地下1階だったけど少し複雑な構造の雑居ビルでまた少し迷う。

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階段まではどこにもありそうな雑居ビルだったのにお店の玄関は全く違う雰囲気の別世界への入り口のようだ。先日の「はらまさ」と似てるアプローチ。

近藤さんとは初めてお会いしたけど謙虚で物腰が柔らかい素敵な方だった。挨拶を済ませて早速お酒を注文した。

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黒龍を楽しみにしてたので乾杯のビールも飛ばして色々悩んで「黒龍しずく」を頼んだ。うん、やっぱり美味しい!食事と一緒に飲むお酒にはやっぱり黒龍がトップクラスだと思う。綺麗な味わいで食事の邪魔をしない。なのにしっかり味もあって美味しい。

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赤貝と菜の花、お酢のジェリー。春の味わい。

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サヨリの棒鮨を切る近藤さん。やっぱり職人の包丁裁きはいつ見ても見応えがある。

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サヨリの棒鮨の上に梅肉とキャビアをトッピング。いいアクセントになってサヨリの味を引き立てる。

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蕗の薹の天ぷらにこのわたのソースをかける。このわたの苦味と蕗の薹がよく合う。これも春の風味だね。

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蛤の出し汁に蕨とこのこ。すっきりした大人な味。

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カツオと金目鯛、山葵に鮎の卵の塩辛にアンチョビ醤油!新鮮な刺し身だけではなくてそれぞれの味を楽しむ。

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焼き物はのどぐろの塩焼き!脂が乗った最高級ののどぐろ。

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卵が詰まったイイダコと菜の花、タケノコの煮物。

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甘鯛と桜蒸し、大和芋に雲丹!最高の組み合わせ。

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漬物盛り合わせが出されて

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クライマックの土鍋ごはん!蓋を開けるとその湯気がたまらないね。

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この日はホタルイカの土鍋ごはんだった。美味しそう!

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お茶碗にご飯を取り分けてもらっていただく。やっぱり美味しい。いいね。

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その後、お茶をいただいて

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デザートで口直し。

春を感じさせる最高の構成に一つ一つ丁寧に作り上げた絶品の品々。量も多すぎず少なすぎずちょうどよかった。美味しい料理に旨いお酒にいい人たち。またも最高の夜だった。