Charbon-pi しゃるぼんぴ

最近ブルゴーニュワインにハマりつつあってそれで色々調べてたらどストライクなお店を発見した。

Charbon-pi しゃるぼんぴは炭とマリアージュという意味らしい。オーナーソムリエの進藤さんはブルゴーニュの有名ドメーヌのジョルジュ・ルーミエで2年間修業したこともあるワインのスーパーエキスパートな方。湯澤シェフの本格的フレンチに合わせたワインのペアリングは極上そのもの。ブルゴーニュワインだけではなくてその幅を広げてシャンパーニュから白へ、また赤へつなげていくその全体の流れが非常にバランスがよくワインの味をしっかり楽しめる構成になっていた。

カウンターの後ろに巨大なワイン庫倉庫があってたくさんのワインが積まれてる。進藤さんがワインを取りに倉庫に入るたびに今回はどんな美味しいワインを持ってくれるかなとドキドキが止まらない。

隣のお客さんはペアリングではなくて白と赤を一本ずつボトルでしっかり飲んでてそれがまた羨ましかった。次回はそっちのほうを頼んでみよう。

Vosne-Romanee 1er Cru Les Beaux Monts Jean Grivot 2015

やっぱりヴォーヌ・ロマネのワインが好き。

コルクを抜いた瞬間から広がるベリー系の香り、グラスに注ぐと甘くてエレガンスなアロマがテンションを上げる。もうこれは美味しいと直感で分かる。

まず一口、柔らかいけど濃厚な果実な感じが口の中で広がる。タンニンが柔らかいのにその存在感はしっかりある。酸味もエレガント。非常に飲みやすい。ただ、もう少しボリュームがほしい。

蒼 西麻布

2020年1月オープン以後1年足らずでトップクラスレストランにのし上がった「蒼 西麻布」。オーナーシェフの峯村さんはフレンチ出身らしいが、どの店にいたのかはあまり知られてない。このようにすぐ有名店になるお店ってだいたい有名店出身が多くてそれを看板にする場合が多いけどそういうのが全くないのがまたすごい。峯村シェフの話を聞いてると交友関係などからやはり有名店出身のように見えるけどあえてそれを言ってないのかもしれない。

店内はカウンターのみで6〜8席で運用してるよう。峯村シェフ、厨房スタッフ2人、ソムリエ2人(!)の総5人が狭い厨房とカウンターを行き来しながら有機的に連携しながらコースが進められるけどそのプロらしい余計なものが全くない動きにも感心しちゃう。

料理は真鯛のコンソメスープから始まるけどここからもうこのお店のアイデンティティーを説明してるようだった。フレンチだけど基本ベースを和食に置いて一番先に「出汁」でこれからの料理の方向性に対して客とコミュニケーションを始める。基本的に調味料は塩以外はあまり使われてないようで何より素材の味そのものを最大限引き出す方法を研究して世の中どこにもない蒼だけのオリジナリティ溢れる料理を創り出す。特に原材料の味が120%濃縮されたかのような濃い味なのに全くしつこくなく後味がすっきりする。全体コースから見るとそのボリュームは結構なものだがすんなり最後まで美味しくいけちゃうのも全体の構成、味付け、バランスがいいからかも。

また蒼のワインペアリングはすごかった。ソムリエが二人もいる理由がよくわかった。料理と完璧にマッチングしてお酒と料理がお互いの長所を引っ張り出して短所は補完する。これこを「マリアージュ」と呼ぶべき。このワインペアリングのためにもまた行きたい。

Nuits St Georges Emmanuel Rouget 2016

エマニュエル・ルジェ氏はブルゴーニュワインの神と言われたアンリ・ジャイエ氏の甥であり、彼の下の修業を積んだまさに真の後継者である。特にヴォーヌ・ロマネのプルミエ・クリュ「Cros Parantoux」が有名らしい。

このニュイ・サン・ジョルジュは村レベルのワインなのにエマニュエル・ルジェ氏のネームバリューのおかげで普通のプルミエ・クリュと値段的にはあまり変わらない。(というかむしろ高いくらい…)

少し甘い香りがフレッシュなアロマに最初に酸味がきて続いてタンニンがくるけどニュートラルな感じで飲みやすいが、深さや豊かさ、バラエティなどはあまり感じられなかった。やっぱり優れた作り手でも畑の限界はなかなか超えられないものなのかもしれない。

MOREY SAINT DENIS 1er CRU CLOS SORBE Francois Feuillet/David Duband 2017

モレ・サン・ドニのプルミエ・クリュを比較してみたくてMorey St Denis 1er “Clos de la Bussiere” Georges Roumierと一緒に購入した。何を先に飲むか少し悩んだが、比較的にコスパがいいこちらのコルクを抜いた。

実は、このワインはTRIGANO社のCEOで大富豪のフランソワ・フュエ氏のワイン愛で誕生したコスパ抜群のワインというキャッチコピーに惹かれて購入した。

紫が混じったフレッシュなルビー色で少し弱いけど高級ブルゴーニュワインでよく感じられるバニラ感があった。しかし、タンニンが強すぎて酸味は少し押され気味で少し硬くて鋭い感じのテイスト。全体的にフラットでのっぺりしてる。後、もう少しバランスと柔らかさがほしかったな。