RICOH GR3X

RICOHのGR3Xという新しいオモチャを手に入れた。某事情によりコンパクトデジタルカメラが必要になった瞬間すぐ頭によぎったのかこのGR3Xという言葉だった。一瞬SONYのRX100M7も検討したが、やっぱり面白みが足りない。

GRシリーズは以前から最高のスナップシューターとしてその名が高く、GR3Xの作例を見てもなかなか興味深い色味と切れ味抜群の鮮鋭度を見せてくれてる。しかし、一つの方向に気持ちいいくらい振り切ってるのでダメな所も盛りたくさん。でも逆にそういう割り切りの良さが気に入った。

注文してすぐ届いたのでとりあえずカメラを片手に街に出た。

早速GRシリーズの強みの一つ「イメージコントロール」を使ってみた。個人的にはこういう人為的なセッティングがあまり好みではなくて自然な色合いが好きだが、「ポジフィルム調」の色味は結構気に入った。その記念すべき最初の1枚が上の写真。曇りの日の夕方、マジックアワーの恩恵は全く受けてないが、雲模様や建物からの光と建物と空の対比が自然で気持ちいい。

GR自慢の白黒写真、特に森山大道モードと言ってもいいくらいの「ハイコントラスト白黒」は恐れ多いのでまだ使えなくてまず「ハードモノトーン」を使ってみた。個人的な好物の改札口の一枚。忙しそうに動いてる人たちの雰囲気とフォーカスがあったときの鮮鋭度、天井の蛍光灯がまたいいアクセントになっている。

プラットフォームでの一枚。正直すぎる構図だけど自動販売機に合わせたフォーカスがナイフのよう。写真に漂う雰囲気も好き。「ハードモノトーン」。

新橋から明りが多い銀座訪問を撮ってみた。これは50mmくらいの画角がよかったかも。タクシーの動きや横断歩道を急いで渡る人ももう少し寄ったらよりいい絵が撮れたかもしれない。それでも結構暗い環境だったのにこのくらいの写真が撮れて驚いた。コンデジでここまでできるとは。「ポジフィルム調」。

曇った日の朝、動物園の鹿を撮ってみた。全体的に発色が薄いというか、くすんで見える。特に植物の緑に違和感を感じる。それでも鹿の変顔がよく撮られてる。「ポジフィルム調」。

色がたくさんあって好きな自動販売機。「ポジフィルム調」の赤は結構好き。

工事用の車と無操作に置かれてる工具が面白くて写真を撮ってたら車から人が降りて来て面白いと思ったけどフォーカスが鉄柵に合ってしまった。でもそれはそれで面白い。「ハードモノトーン」。

草原と川、マンションと空の対比が面白そうだったので撮ってみたが、川はほぼ映らず。建物の存在感がいい。「ポジフィルム調」。

曇りの日の朝、渋谷での一枚。これは逆にもう少し広角だったらバランスがよかったかも。一歩前に入ったような感じが40mmらしい。「ポジフィルム調」。

歩道の石と排水溝の金属のマテリアルの対比、それだけだと少しつまらなかったので足を入れてみた。「ポジフィルム調」だけど白黒のような写真。

渋谷駅前の広場を交わる人たちの表情や姿勢と後ろのイケイケのエグザイルのアドの対比が面白い。やっぱり朝は辛いよね。「ハードモノトーン」。

これは唯一RAWをLightroomで現像した写真。実は色味はこの写真のほうが一番好き。またその表現力がすごくてこれがコンデジなのかちょっとビックリした。

まだGR3Xとの付き合いが浅くて知らない所がたくさんあるけどなかなか面白いカメラでこれから長い付き合いになりそう。また今まで硬い写真ばかり撮ってきたけどGR3Xでより自由な写真を撮っていきたい。

Leica Noctilux 50mm/f0.95 × SONY α7RⅢ

初めてカメラに本格的に接したのは大学の写真授業だった。当時カメラを持っていなかったので叔母さんからNikonのFM2を借りたのが初めて。その後、Minolta(たぶんX-600?)を、時々LOMOで遊んだり、時代の流れで初デジタルカメラとしてNikonのCoolpix950、Canon Kiss、Conon 5dMarkIIまで色んな種類のカメラを使ってきた。それぞれ、カメラ会社やレンズ、フィルムの差を楽しみながらカメラ生活を満喫していた。

しかし、iPhoneが登場してからはカメラに興味をなくしてその小さいデジタルデバイスの便利さにどっぷりはまってしまった。その便利さの代わりに写真を撮る楽しさやクオリティーを失ってしまったが、それほど気にならなかったのは今思うと不思議。

3年前、(いや、もう4年になるのか!)趣味や仕事でカメラが必要になり、当時携帯性や性能に優れていると評判だったSONYのミラーレスカメラ「α7RⅢ」を購入して再びカメラ生活を送るようになった。最初SEL24105GからスタートしてSEL2470GM、SEL24F14GM、今はSEL35F14GMに落ち着いている。SONYのデジタルデバイスとしての使いやすさ、正確さ、クオリティー、軽さなどほぼすべてにおいて満足していた。

前置きが長くなってしまったが、最近はLeicaの「Noctilux 50mm/f0.95」レンズを試している。というのもLeicaに関して少し知識を積んでおく必要があって友人からレンズを借りてα7RⅢにつなげて使っている。

第一印象は「重い!」ということだった。まるで鉄の塊のようなズッシリした感じ。比べるとSONYのSEL35F14GM(約524g)をプラスチックのように感じてしまう。後で調べてみたらNoctiluxが約700gと176gの差だが、サイズはNoctiluxのほうが小さいので余計に重く感じるのかもしれない。

後はアナログ感。フォーカスと露出をマニュアルで合わさなきゃいけない。SEL35F14GMもマニュアルで使う場合が多いが、SONY純正というのもあってマニュアルリングを回すとファインダーがフォーカスが合わされてる所を中心に拡大されるのでそれほど難しくはない。しかし、Noctiluxに対してはそのような親切心は見せてくれなので自力で合わせなきゃいけないのだが、正確に合わせるのがなかなか難しい。ピーキング設定とピント拡大機能を利用してやっとある程度合わせることができた。

もう一つ気になったのは手ブレ補正がないこと。SONYのレンズを使った感覚で撮るとかなりの確率で写真がぶれていた。今まで自分がどれだけSONYの手ブレ補正を頼ったのかをよく分かった。

今までSONYのデジタル世界観に慣れてしまってたので余計に使いづらさを感じたのかもしれない。

色々クセのあるレンズだと思いながらLightroomでRAWファイルを開いたらビックリしてしまった。そこには普通撮れないものが撮れていた!いや、オカルト的な変なものではない。

そこに写っていたのはその場の空気感というか雰囲気?ムード?空気と光が混ざって漂うようなものといえばいいのかな?今までフィルムカメラからデジタルカメラ、たくさんのレンズを使ってきたけどこういう経験は初めて。アナログ感性のその先のようなもの。撮影時に自分が感じたものがそのまま、いや、それ以上に写っていた。

このレンズはスナップ撮影に向いていると思った。飾られてないその場の空気を生々しく写す、特に人を中心に撮ったほうがより面白い写真が撮れるかもしれない。

これは一番最初に撮った一枚で赤色がどう映るのか気になって撮ってみたが、見事だった。この深みのある赤色の表現は味わいがある。SONYのレンズは黄色の再現が優れてると感じる場合が多かったが、Leicaは赤色に強いのかもしれない。あ、後SONYのレンズがホワイトバランスで黄ばむ場合が多いけどNoctiluxはいつも正確なホワイトバランスだった。ホワイトバランスはカメラ本体でコントロールしていると思ったが、レンズが影響している部分が多いかもしれない。

これは西日がかかってる川沿いの風景。日が沈む前の空気感がうまく表現されている。

朝の駅の改札口にフォーカスを合わせてみた。後ろの窓から入ってくる朝の淡い光と慌ただしく歩いていく人たち。この一瞬の切り取られる感覚が面白い。

右側のヘッドフォンをしてる女性にフォーカスを合わせてみた。RAWファイルを開いたときにプラットフォームに漂う朝の雰囲気が画面上に流れるかのように感じた。

やっぱりNoctiluxの赤はかなりいい。気に入った。

会社の会議室の何気ない一枚。

新宿駅構内のNEWoMan。0.95という驚異的な明るさのレンズだからこそできる横一枚のフォーカスと自然なアウトフォーカスが面白い。

自然の光はなく卓上ライトの弱い光での撮影だったが、その弱いけど優しい光と部屋の雰囲気がよく写っている。

窓からの逆光でレースカーテンを撮ってみた。光の段差とレースカーテンの質感とシワ。

壁紙や椅子、本、ベルトのそれぞれの色味や質感、窓から滲む光も上質な感じ。

これは以前と設定を変えてシャッタースピードを早めてF値を低くしてみたら今までと違ってかなりコントラストの強い写真が得られた。

川沿いを歩く老夫婦。上のマクドナルドの看板に近い設定だったが、こちらはF値を高くしてシャッタースピードを少し遅くして柔らかい絵にしたほうがよかったかもしれない。

一週間くらいLeicaのNoctiluxレンズを試して感じたことを書いてみたが、たぶんカメラ本体がSONYのα7RⅢではなくLeicaのM10などを使ったら上にクセとして羅列したことの多くは違ったかもしれない。それでもNoctiluxはかなり魅力的なレンズで使えば使うほどハマってしまう素晴らしいレンズだった。いつかはLeicaのカメラとレンズを持って北海道を旅しながら写真を撮りたいと思った。きっと面白い写真が撮れそう!

SEL35F14GM

今まで24mmをメインで使っていたけど風景よりは近距離で料理の写真を撮るのが多くて周辺部の歪曲収差がすごく気になっていた。特にグラスなどを端っこに置くとその歪みがどうにも気に入らない。50mmだったら歪曲問題がある程度解決できそうだったのでSONYから50mmのGMが出るのを期待してたけどその前に35mmのGMレンズのリリース発表があった。35mmでも24mmより今の使い方に合ってると思ったので発表の後にすぐマップカメラに予約を入れといた。予約と同時にSEL24F14GMを下取りに出したけど高値で買い取ってくれたのでSEL35F14GMを安く手に入れることができた。

SEL35F14GMとSEL24F14GMは兄弟と言ってもいいほど形やサイズ、重さが似ていてあまり新しい感じはしなかった。実際写真を撮ってみるとやっぱりその画角の差は一目瞭然で24mmに慣れてしまったせいもあって最初は異質的だったけど撮ってるうちに慣れてきた。実は24mmのほうが最初その画角に慣れるのに苦労した覚えがある。撮った写真の現像してみると明るさ、色味、ボケなどSEL24F14GMにかなり近い。なのに歪曲収差が少ないので使い勝手がいい。

これは気に入った。

SEL2470GMのズームリングラバー交換

ちょうど1年前に購入して毎日持ち歩いて近場のツーリングや九州や北海道などロングツーリングにもいつも一緒の大好きなSEL2470GMレンズ。

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ある日レンズを持つ感覚がおかしいと思ってよく見てみたら

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ズームを調整するリングのゴムが伸びてるのではないか!色々やってみたけど伸びてしまったので元には戻れず。ネットで調べてみたらSONYレンズあるあるらしい。なんでZEISSレンズのように金属でやらないのかが疑問だけど部品だけ注文してかんたんに交換できるらしいのでSONY Supportへ連絡してみた。

担当者とチャットでのやり取りができて、最初はサービスセンターへ預けて修理する必要があって期間は2〜3週間かかると言われた。リングのゴムだけを交換するのにそんなんやらないといけないのはあまりにも効率が悪い話だ。

仕事でも毎日使うので困る、部品の交換は自己責任でやると伝えたら担当者の方が色々調べてくれてゴムの部品だけ注文ができるらしいのでこちらのリンクで注文してくださいとリンクを教えてくれて早速部品をオーダーしたらすぐ返事がきた。

お問合せいただきました「SEL2470GMのレンズのズームリング部分のラバー(ゴム)」につきましては、 部品設定がございません。 せっかくお問い合わせをいただきましたのにお役に立てず、誠に申し訳ございません。 お手数ではございますが、本体と一緒に最寄りのソニー製品修理品の 受付店舗に直接お持込みをお願いいたします。

なにこのマニュアル返しは…。経緯を説明して返事をしたらまた違う担当者からマニュアル返しでできないと返事がきた(このメール対応は中国で行ってるらしい)。もう…。

チャットサポート対応時間が過ぎたので次の日の朝にまたチャットサポートのほうに連絡をした。経緯を話したら部品の担当から直接折り返しの電話をすると言われたので電話を待ってたら昼過ぎくらいに電話がかかってきて注文を受け入れてくれた。

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紆余曲折はあったけど無事ズームゴムリングを手に入れることができた。注文部品コード&管理部品コードは456818001、部品の価格が600円で代金引換手数料が600円(!)、税金などを含めると約1,300円かかった。

部品の交換は極めてかんたんで、ゴムなので弾力もあって普通に既存のゴムを剥がして新しいゴムを付けるだけの作業だった。これで2~3週間預けるって…。

とりあえずこれで解決できてよかった。