2021北海道ツーリング8日目:ニセコパノラマライン

昨夜はベッドに入ったら秒で意識がなくなって目が覚めたらもう朝6時だった。温泉のおかげなのか起きるとスッキリして体が軽い。いい宿に泊まった甲斐がある。

朝ごはんは7時半からなので散歩がてらに支笏湖を見に行く。

残念ながらまだ濃い雲がかかっている。少し明るいところもあるので晴れてくるとは思うが、多分すぐには厳しそう。それでも早朝の支笏湖は美しい。

支笏湖湖畔園地をぐるっと回って支笏湖展望台まで行ってみたかったが、山線鉄橋が再塗装作業で通行止めになっていたので諦めて支笏湖神社で参拝してきた。また支笏湖に来られますように。

宿に戻ると我がスラクストンが出迎えてくれる。もうすっかり馴染んでいていつもの正位置に停められてるように見える。やっぱり昨夜も雨が降ったらしいが、下屋のおかげで全く濡れてなかった。ありがたい。

いよいよ朝ごはんの時間。昨夜は暗くてあまり見えなかったが、レストランからの湖の眺めも素敵だった。ディナーも夏だったら支笏湖の夕暮れの絶景を堪能しながら食事ができるかもしれない。

ご飯は炊きたてで湯気だけでもう美味しい。実際食べてみると美味しすぎてびっくりした。ちょうどいい粘りと硬さ、甘くて美味しかった。初めて食べる感じだったのでスタッフさんに聞いたら「ほしのゆめ」という米だと教えてくれた。気に入った。

おかずも美味しくて気づいたらご飯もおかずも全部食べてしまった。いつもなら朝ごはんはそれほど食べないのに、美味しすぎた。

朝ごはんの後にもう一回温泉に入ってから支度をしてチェックアウト。本当にいい宿だった。また機会があったらぜひ泊まりたい。冬もいいかもしれない。

このまま支笏湖を離れるのは勿体ないのでとりあえずポロピナイへ。まだ朝早い時間だったのに人がいた。仲良し家族が微笑ましい。

支笏湖の水は本当にキレイ。晴れるともっと透明に近い青に輝く(なんだか村上龍っぽい…)。水質は2018年まで11年連続日本一だったらしい。

名残惜しくて国道453号を行ったり来たりとしながら2021年の最後の支笏湖を楽しむ。

支笏湖には癒しで溢れている。この道を走るだけでも色んなものが浄化されていく。行きたくないが、もう行かないと。

支笏湖から国道453号で洞爺湖を目指す。国道453号は美笛川に沿った形で作られてるので適度にワインディングがあって鬱蒼としてた森があって走ってると楽しい。美笛峠を超えながら支笏湖に最後の挨拶をした。また来年も来られますように。

洞爺湖に着いたのが10時半。洞爺湖に寄ったのはスープカリーが食べたかったから。ネットで調べると千歳空港内以外は洞爺湖の「soup curry mog mog」さんの評価が高かったので洞爺湖に決めた。

11時の営業開始時間に合わせてお店に入ると強面のサンドイッチマンのようなお兄さん二人が優しく迎えてくれた。この二人が切り盛りしているらしい。話してみるとすごく優しくてやっぱり人は見た目で判断してはいけない。店内も個性的で、綺麗に整理されていて、丁寧だった。

頼んだのは季節限定メニューのベーコンとキノコのスープカリーとラッシー。辛さを0から20まで選べられる。聞いてみると結構辛いらしいので2(ピリ辛)を選んだが、それでも辛かった。2でこんなに辛かったら20はどんな味だろう?少し辛いけどスパイスが絶妙なバランスで具材ともよく合って美味しかった。ボリュームもたっぷり。甘いラッシーがよく合う。ごちそうさまでした。

スープカリーの後は今日のハイライト、ニセコパノラマラインへ。

昨日と一昨日の天気の悪さを補うためなのか最高の空をプレゼントしてくれた。これだけ晴れたらどの道を走っても楽しそうなのに今走っているのは北海道一のワインディング・ロードのニセコパノラマライン!

もう最高すぎて言葉が出ない。思わず鼻歌が出てしまうほど。ニセコパノラマラインはこれが3回目で、1回目は記録的な強雨で死ぬかと思ったし、2回目は雨こそは降らなかったけど曇りだったが、3回目にやっとニセコパノラマラインの真骨頂を見たような気がする。

この道、楽しすぎる。

ニセコパノラマラインに来たら必ず寄るのがこの「神仙沼レストハウス」。3年前に土砂降りから助けていただいた御恩を忘れられない。建物も外観工事が綺麗に終わってより格好よくなっている。店長さんも元気そうで何より!

まだスープカリーでお腹がいっぱいだったのでデザートとして神仙ソフトクリームメロンを頼んだ。店長さんがメロンがまだ熟成してないと心配してたが、普通に全然美味しかった。

休憩の後は神威岬へ。これほど天気が良ければ念願の積丹ブルーも拝見できるかも。

ニセコパノラマラインを降りて共和町に入ったら遠くに海が見えてきたが、それがビックリするほど青くて綺麗だった。これが積丹ブルーなのか!期待に胸が高鳴る。

神威岬に向かって国道229号を走っていると左側に広がっている海が綺麗すぎて前に進めるのが難しいくらいだった。この二日間悪天候の中で頑張ったのをこの海が全て償ってくれているかのように感じた。

いよいよ神威岬!坂を登って行くとススキが広がっていた。しかし、雲が多くなって風も結構強い。これはもしかすると…

秋の神威岬は息を呑むほど美しくて素敵だったが、雲と風のせいなのか完璧な積丹ブルーは体験できず。でもこれでまた神威岬へ行く理由ができた。

神威岬の後は国道229号で小樽に向かったが、余市辺りから交通量が増えて道路工事もたくさんやっていたので小樽まで思ったより時間がかかってしまった。

やっとの思いで今日の宿「アンワインドホテル&バー小樽」に到着。このホテルは、歴史と伝統があるホテルが現代の感覚とデザインで洗練されたブティックホテルとして蘇ったのが小樽らしくて素敵だったので予約した。

北海道で初の外国人専用ホテルとして昭和6年(1931年)に建築された「旧越中屋ホテル」。戦時中は将校クラブとして陸軍に、戦後は米軍により接収された歴史を歩み、小樽市指定歴史的建造物、経産省「近代化産業遺産群33」にも指定された歴史的建造物が、数年の月日を経て再生。

このホテルのブランディングとデザインが思ったよりも素晴らしいものでファサードから心に訴えるものがあった。チェックインは必要な手続きのほとんどをウェブで済ませて対面接触は鍵の受け渡しくらいに最小限に減らしているのもよかった。

部屋もこのホテル全体のデザイン規則の中で綺麗にまとめられている。決して広くはないが、必要なものは全て揃えていて快適。

渋滞の中でかなり汗をかいたので先ずシャワーを浴びて着替えたら結構リフレッシュできた。元気が出たので小樽散歩へ出かける。

小樽はこれが3回目だが、ちゃんと見て回るのはこれが初めて。人が少なかったので小樽運河の魅力もゆっくり歩きながら満喫できた。こんなに贅沢(?)な小樽散歩ができるのも今年が最後なのかもしれない。

ホテルに戻るとエントランスホールにある素敵なバーが出迎えてくれる。バーカウンターで一杯飲みたいところだが、バーの営業やレストランでのアルコール類は提供してなかった。残念。

晩ごはんはどうしようか迷ったが、正直にまだ疲れも残ってたので外出せずホテルのレストランで済ませた。カジュアルなイタリアン・レストランでアペタイザー、メイン、デザートをそれぞれ頼んだ。料理は美味しかったが、ここにワインが一杯あったらより美味しかったかもしれない。

食事の後は部屋に戻ってサッポロクラシックと2021年北海道での最後の夜を楽しんだ。

2021北海道ツーリング7日目:黄色いハンカチと支笏湖

旅に出ると思ったよりも自分がコントロールできるものがないことに気付く。特に北海道ではそれをより強く実感する。

朝起きてみると雨は止んでいたが、昨夜はかなり雨が降ったらしい。天気予報を見ると北海道では広範囲に雨が降ったり止んだりするらしい。悩んでも仕方ないので雨が降る前に支度してホテルを出る。

せっかく富良野に泊まったので少しだけでもいいので富良野と美瑛の美しい風景を楽しみたい。そう思いながら美瑛に向かった。富良野川を渡ると向かう先は白い霧に包まれている。まだ「白い」のが救いかな。

実は富良野の農道を走るのも結構好きだ。美瑛のような派手さはないが、長閑な畑の中のまっすぐな道をゆっくりのんびり走るのはなかなか気持ちがいい。しかし、それも天気がいいときの話で今日みたいな天気だと素直に楽しめない。雲の中から太陽が見えるのはまだ雲が薄いということなので少し希望を持ってみるが、

世の中はそんなに甘くない。

あゝ、降ってきた!それも当たると痛いくらい雨粒が大きい。バイクで走ってるとまた激しくぶつかってくる。

今回霧と強雨は共存できないことを初めて知った。霧が雨に一瞬で流されてしまうのだ。なるほど。

富良野から美瑛までは約30分。土砂降りの中を走りながら何度も南の方に引き返すか悩んだが、ここまできて諦めることはできない。美瑛は北海道の大好きな場所の一つだし、観光客がいない美瑛はこれが最後のチャンスなのかもしれない。

お!願いが通じたのか晴れてきた!雨が止むだけでもよかったのに青い空まで見れるとは!嬉しすぎる。同じ青空でもその感動のレベルが全く違う。

マイルドセブンの丘。朝早いのもあって、誰もいない絶景を独り占めした。あの坂の上の木は5本まで減ってしまったが、それはそれでいいのかもしれない。

光によって畑の緑色が変わっていくのが面白い。しかし、また雲が増えてきた。今年の美瑛はこのくらいで満足したほうがよさそう。

美しい景色をありがとう!

マイルドセブンの丘を満喫した後は札幌2りんかんに向かった。やっぱり雨の中を走るには今のタイヤのコンディションでは不安を感じる。朝の土砂降りでタイヤ交換を決めたが、まだ営業開始前なので在庫確認などできずとりあえず行ってみるしかない。昨日電話して予約しとけばよかった。

美瑛から北広島市に近い札幌青田区の2りんかんまでをナビに入れたらグーグル先生が道道70号線を教えてくれた。

最初は自然が豊かでいい道だと思ったのに急にアスファルトがなくなる!フラットではあるけど未舗装区間が11kmもあってその上ヘアピンに違いカーブが多い。極端にRが小さいカーブはその部分だけ舗装されているが、それ以外部分は言葉通りの未舗装道路。未舗装区間のカーブで滑ってヒヤッとした瞬間もあったが、昨日荷物を減らして軽量化したおかげでなんとか耐えることができた。

早くタイヤ変えないと。

昨日と今日、土砂降りの中を走って、ほぼ林道な道道まで走り抜いたらバイクが最高にアドベンチャーな感じに仕上がった。痺れる。他のスラクストンは都会の洗練された道が似合うのになぜか私のスラクストンはエクストリームな道がよく似合う。

9時30分くらいに札幌2りんかんに着いた。10時に営業開始だが、予約もしてなくて在庫やピットの混み合いも知らないのでできるだけ早く着きたかった。そのおかげで一着!営業開始を待っていたらバイクが駐車場に続々と入ってきた。そうか、今日は休日なのか!

ドアが開いたらまっすぐ2りんかんの受付カウンターへ行ってスタッフさんにタイヤ交換したい趣旨を伝えると、手際よくタイヤの在庫とピットの予約状況を確認してくれた。運よくサイズのタイヤもあるし、作業にもすぐかかれるとのことだったので会計を済ませて交換作業をお願いした。

タイヤを持ってピットにいくとメカニックさんがすぐ対応してくれた。交換作業には約2時間かかるとのことだったので店内で時間をつぶす。ここの2りんかんはYellowHatやSOXが一つになっていて店内が広い。なんとなく馴染みのあるYellowHatの待合室のソファでランチのお店を物色する。そういえば北海道来てスープカリーをまだ食べてない。

ちょうど2時間でタイヤ交換作業が完了した。ブリヂストンのS22、スポーツ志向のタイヤはかなり久しぶりだが、パターンが格好よくて好き。とりあえずこれで一安心。

札幌2りんかんさん、丁寧なご対応ありがとうございました。

お昼は先ほど見つけた「キッチンファームヤード」さん。農場以外になにもなさそうな畑の真ん中にぽつんとお店があった。厳密には農場に併設されたレストランで基本この農場で収穫されたものを使用して料理を作ってるらしい。飾りすぎない自然な感じが印象的なお店だった。

ちょうど昼時だったのもあってお店の入り口近くに4〜5組待ってらっしゃる方たちがいた。思わず人気店に行ってしまってど惑いもあったが、4〜5組であれば待ってられる。20分くらい待ってたら名前を呼ばれて中へ案内された。いよいよスープカリーが食べられると思ったら、店の中に中二階的なスペースがあってさらに4〜5組の先客がいて合わせると約10組の人たちが待っていた。

タイヤ交換に2時間使ってしまったのでランチの待機にまた時間を潰すのは難しい。スープカリーを諦めて、待たずにすぐ食べられるブラックベリータルトとマフィン、コーヒーをお願いした。ブラックベリータルトはその酸味と甘味のバランスが絶妙で今まで食べたタルトの中で一番美味しかったと思う。マフィンも思ったよりボリュームがあってよかった。

今度またスープカリーに再チャレンジしたい!

次の目的地は今日のハイライト「幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば」。

実は映画「幸福の黄色いハンカチ」を見たのは最近のことで、北海道に行けないから北海道関連の映画でも見ようかとネットフリックスで検索したらヒットしたのがこの映画だった。

山田洋次監督の演出は素晴らしくて武田鉄矢の若々しい青年の演技や桃井かおりの初々しさは衝撃的だったが、高倉健の渋い格好良さには痺れる魅力があった。しかし、約50年前の北海道の絶景を舞台に広げられる「ザ・ロード・ムービー」なのが何より素晴らしかった。

入り口で500円を支払って中へ入ると勇作(高倉健)さんが住んでいた炭鉱住宅がずらりと並んでいてテンションが上がる。

中へ入ると壁と天井が黄色布とポストイットに埋もれていた。これがビジュアル的にかなりインパクトがあって少し引いてしまう。

隣の部屋に映画のスチル写真とともに哲也(武田鉄矢)のマツダファミリアが展示されていた。映画に使われた2台の中の1台らしい。やっぱりこの時代の直線を大事にしたデザインには独特な格好良さがある。車体にある傷は撮影中に付けられたものなのか?よりリアリティを感じる。

釧路→網走→美幌峠→阿寒湖温泉→陸別駅→帯広→富良野→新得→歌志内→夕張、いつかはこの幸福の黄色いハンカチルートで走ってみたい。哲也はなぜ釧路ではなくて網走駅前でナンパしてたかは未だに疑問だが、そうしないとそもそも話が始まらないので良しとする。

撮影に使われた衣装と劇中の勇作のセリフが書かれた幕がぶら下がっている。

いいか。朱美ちゃんはおなごじゃ。いいか、おなごちゅうもんはな。弱いもんなんじゃ。咲いた花のごと脆い毀れやすいもんじゃ。男は守ってやらないけん。大事にしてやらないけん。ーー聞いとつか、こら

今の時代では少し違和感があるかもしれないが、昭和の時代精神と勇作、高倉健という俳優をよく表すセリフだと思う。やっぱり格好いいと思ってしまう自分も古い人間なんだと改めて実感する。

勇作の家はこうなってたのか!画面越しでは分からなかったが、なかなか興味深い形をしている。この間取りは炭鉱住宅の特徴なのか?貴重なものを見せていただいた。

外に出てもう一度黄色いハンカチを眺めていると映画のエンディングの感動が蘇ってくる。

幸福の黄色いハンカチの想い出ひろばを満喫した後、支笏湖に向かった。千歳市を過ぎて道道16号線に入ると心が落ち着いてくる。ずっと雨が降っていたが、それはもはやあまり関係がなくてもうすぐ支笏湖に会えると高揚感が高まる。それには多分木々に囲まれた道道16号線の影響もあると思う。この道を走るのはいつも気持ちいい。

おお!やっと支笏湖に戻ってこられた。なぜ自分はこれほど支笏湖に惹かれるのか言葉では説明が難しい。いや、言ってしまうと陳腐な感じになってしまうのでそれは敢えて言わず心の中に溜めておきたい。

まだ雲が多いが、明日は晴れるはず。支笏湖を離れる前に晴れてほしい。

今日の宿は「レイクサイドヴィラ翠明閣」。

2年前に泊まった休暇村支笏湖もよかったが、やっぱり湖から少し距離があってあまり支笏湖の隣で泊まってる感じがしなかったので今回は支笏湖温泉の中で一番湖に近い宿に決めた。

一番泊まりたかったのは美笛キャンプ場だが。

駐車場のほうにバイクを停めているとスタッフさんが中から出てきて夜また雨が降るかもしれないと言って玄関横の下屋に停められるように案内してくれた。なんと親切。

部屋は101号室でなんと部屋の窓から支笏湖が見える!左のレストランの建物が少し邪魔だが、102号室からは木以外の障害物なくキレイに湖を楽しめそう。

部屋にマッサージチェアがあってそこに座ると眼の前にこのビューが広がる。疲れた体でマッサージを受けながらこのキレイなレークビューを眺めていると一瞬で落ちてしまう。あぶないあぶない。

部屋の中にも源泉掛け流しの内風呂があっていつでも入れるが、やっぱり温泉といえば露天風呂!貸切なので贅沢に一人でゆっくり温泉を楽しめる。水温は40℃くらいの温めなので長時間入れる。泉質はナトリウム―炭酸水素塩泉・塩化物温泉で神経痛・筋肉痛・疲労回復・慢性消化器病に効能があるらしい。浸かってると肌がスベスベになる美人の湯なのだ。あ、このまま溶けてしまいそう。

後、このレイクサイドヴィラ翠明閣の自慢はイタリアン・レストランの「azzurro」。和食やビュッフェスタイルの夕食の宿が多いが、ちゃんとしたイタリアンコースを出す宿はあまり見たことがない。これはまた楽しみすぎる。

ワインリストが少し弱い以外は麻布や六本木辺りの一流イタリアン・レストランと比べても遜色ない素晴らしい料理だった。量もちょうどよくてお値段もこのクオリティーに比べるとリーズナブル。調べてみると2017年度のミシュランビブグルマンを獲得したらしい。なるほど。

リラックスできる宿に美味しい料理と癒やされる温泉、それに美しい支笏湖。今回の北海道旅で一番の贅沢だった。

2021北海道ツーリング6日目:帯広と富良野

山でのキャンプも楽しいけど湖畔でのキャンプには特別な気持ちよさがある。朝起きてテントの中から外を眺めたときに湖があるとその美しさに嬉しくなる。3年前に美笛キャンプ場で最高の景色の中でキャンプした後はずっとそういう場を探すようになってしまった。この和琴半島湖畔キャンプ場は自分が求めてる条件を全て満たしてくれる数少ないキャンプ場の一つである。

特に朝の湖辺の散歩が気持ちいい。前日の夕焼けも素敵だったが、朝焼けもキレイ。

和琴半島湖畔キャンプ場はファミリーキャンプエリアとぼっちエリアが分けられてるので朝早い時間支度するときにあまり気を使わなくて済むのがまたいい。周りはほとんどライダーの方でだいたいタイミングが一緒。

帰るときは先ずバイクだけ押して入り口まで運んで荷物はその後リアカーで運んだ。そのほうが全然楽なのを昨日学習した。

帯広方面に向かいたくてグーグル先生にどう行けばいいか聞いたら津別峠を超えていけと。なかなか攻めたルートだったが、津別峠はワインディングが楽しめる道なので先生の指示通りに津別峠のほうに進んだ。が、路面は落ち葉に埋もれてバイクはフル積載なのでうまくコントロールができなくてワインディングがすごく怖かった!やっぱり荷物減らしたい。

津別峠を超えてからはのどかで走りやすい道が続いたが、どんどん寒くなってきた。

バイクを停めて地図を見るとそこは陸別町!日本一寒い町という噂は聞いたが、それは冬だけの話ではなかった。とりあえずインナージャケットを着る。

雲行きが怪しいのがもうすぐ雨が降りそう。

やっぱり降ってきた。陸別町から30分くらい雨の中を走ったら足寄町が見えてきた。寒いのもあるけどとりあえずトイレに行きたくて「道の駅 あしょろ銀河ホール21」にお邪魔した。

ここのトイレがすごくてびっくり。広くて清潔なのに最新式のウォシュレットまで完備していて快適そのものだった。北海道では道の駅、コンビニ、公園だけではなく何もないところにもちゃんとしたトイレがあってあまり困ったことがない。こういう思いやりを感じると北海道がますます好きになってしまう。

道の駅近くにクロネコヤマトの営業所があったのでここでキャンプグッズを家に送った。これから天気が下り坂らしいのでキャンプよりはホテルがよさそうなのとフル積載で雨の中をあまり走りたくなかったから。

荷物が大きくて重すぎたので送られるか心配だったが、「ヤマト運輸 十勝足寄センター」の受付のお姉様がすごく親切に対応してくれてほっとした。旅の途中に人の暖かさ、優しさを感じるとやっぱり嬉しくなるよね。

このカバン3つで25kgくらいあったのでこれがないだけでもバイクの乗り心地が全く違う!荷物の軽量・小型化は次回の旅に向けての宿題だけど今回のように前半はキャンプを楽しんで後半はホテル・旅館巡りをするのもいいかもしれない。

道中ずっと雨が降ったり止んだりしていてナイタイ高原牧場に行くかどうか迷ったが、雨でも十分楽しめるところでもあるのでとりあえず行ってみたらなんと晴れてきてくれた!雲は多めだけど青い空を見ると嬉しい。

嬉しすぎてできるだけ青い空を撮って記念に残そうとしたけどやっぱり雲多め。でも嬉しいんだ。雑草でさえ美しく輝いてるように見える。やっぱりある程度困難があったほうが物事に豊かさを齎してくれるのかもしれない。

道道806号沿いのナイタイ高原牧場の入り口からナイタイテラスまでの6kmの道には日本離れした美しさがある。ずっと走っていたい道。2年前は雨の中この道を走ったが、それでも爽快で気持ちよかった。

最初の目的地「ナイタイ高原牧場」に着いたが、緑と赤のトラクターはなくなって、その代りにアーチ型のおしゃれなモニュメントが存在感を表していた。これも悪くはないけど個人的にはトラクターのほうが牧場らしい趣があって好きだったなぁ。

前回は白黒の「うし」を食べたので今回はプレンな「しろ」をいただく。濃厚で美味しい!ただ溶けるのが早いので写真は早めに。

ここまで来たら十勝牧場の白樺並木にも寄らないと。自分だけかも知らないが、白樺に特別な魅力を感じる。ビーナスラインでも白樺の木を見ると北海道を思い出して嬉しくなる。

いよいよ帯広!帯広での一番大事な用事はこの豚丼を食べること。

前回はぱんちょうさんに行ったので今回はぶたはげさんの豚丼をいただいく。11時半にはお店に着きたかったが、少し遅れて11時50分にお店に着いた。並んでるのがと思いきやすんなり店内へ案内された。お店はそれほど広くなくてカウンター7、8席でテーブルが3つくらいあったのかな。初めてのお店なので悩まず看板メニューの豚丼を頼んだ。カウンター越しで炭火に豚肉を焼くのが見える。そのビジュアルと香りでもう美味しい。

注文してから5分も経たないうちに着丼。タレの甘さと炭火の香ばしさがたまらない。ぱんちょうさんの豚丼も美味いが、ぶたはげさんも負けてない!美味しい。

ごちそうさまでした!

またもう1ヶ所、帯広で行きたかったのがこの「WINE SHOP INOUE」さん。ワイン好きの友人に教えてもらったお店でなかなか手に入らないワインをリーズナブルな値段で売ってるとのこと。

入ってみるとワインだけではなくていろんな種類のお酒がたくさんあるが、目当てのものが見当たらない。スタッフさんにブルゴーニュワインはどこにあるのか聞いたら地下を案内してくれた。地下室が全てワインセラーになっている!

好きなものがありすぎて困っちゃう。シャンボール・ミュジニーもレ・ザムルーズを中心に有名ワイナリーのワインがずらりと並んでいる。

悩んで悩んで選んだのがドメーヌ・デュジャックのヴォーヌ・ロマネ レ・マルコンソール2014。このヴィンテージは他のところではもう手に入らなくて、楽天で売られてる他のヴィンテージのものより2万円も安い!これは買うしかなかった。

このワインショップは今後ずっと通うことになりそう!

帯広から富良野まで土砂降りの中を2時間くらい走ったが、全く濡れなかった。快適そのもの。今回の旅でトライアンフのGORE-TEXウェアの凄さを身を持って実感して何回も発信してるが、本当にそのおかげで快適かつ楽しく旅を続けられてる。それに写真を現像しながらよく見たら普通のGORE-TEXではなくGORE-TEX PROなことに気がついた!だから雨の中をバイクであれだけ走っても大丈夫なんだね。これは本当にオススメ!

ということで無事ホテルに着いたが、ホテルの駐車場が傾斜地にあって停め方を色々試してたら中からホテルのスタッフさんが出てきて駐車区画ではないホテル横の平なところで停めさせてくれた。荷物も運びやすいように台車も持ってきてくれるし、雨の中を走ったせいなのかその配慮の暖かさが身に染みる。

今日の寝床は「HOTEL MUNIN FURANO」さん。たまたま一休さんで見つけて安さで予約したけど思ったより全然洗練されていてビックリした。全体の色の使い方がモダンで家具の選びもなかなか趣味がいい。スタッフさんの対応もホスピタリティあふれていて居心地がいい。なのに1泊5,500円は安すぎる!

とりあえず土砂降りの中頑張ってくれたスラクストンにご褒美を与える。バイクに自分からしてあげられるものはチェーンメンテくらいしかないけど感謝の気持ちはちゃんと伝えられたと思う。

しかし、タイヤがもう駄目かもしれない。真ん中のスリップサインが出てしまった。追い越しのときに少しずつ横に滑ってた。これは対策しないとね。

部屋に戻って帯広で買ってきたワインを楽しんだ。スタッフさんにお願いしたらちゃんとしたワイングラスを用意してくれたので香りも味わいもしっかり堪能できた。デュジャックさんの仕事が丁寧で繊細なのが好き。

晩ごはんは近くのお店で富良野らしいものを食べたかったが、定休日のお店が多くて結局出前でピザを頼んでワインと一緒にホテルレストランで食べた。ホテルレストランは朝食以外しばらく営業をしてないらしくて自由に持ち込んで食べていいとのことだった。

全てが快適で今夜もよく寝れそう。

2021北海道ツーリング5日目:世界の終わりと弟子屈

朝、のんびり荷造りをする。

道の駅 知床・らうす」の「知床食堂」が朝8時から営業開始なので7時くらい出発すればちょうどいい感じに着きそう。

出発のときから空は真っ白で峠は2年前のように霧に包まれてるのではないかと心配したが、曇ってるだけで霧はなく路面も乾いていて走りやすい。これだけでも感謝しなきゃ。

見返り峠から見る羅臼岳はキレイでいつかは登山にも挑戦してみたい。北海道には登ってみたい素敵な山もたくさんある。山に登れる体力を作っとかないとね。

のんびりと走りながら知床の美しい風景をまた一つ一つ脳裏に焼き付けていく。目を閉じればいつでもすぐ浮かべるように。

道の駅 知床・らうすに着いたのが8時ちょうど。ヘルメットやグローブを片付けていると渋いお兄様が声をかけてくれた。「どこから来たぃ?」「すごい荷物だね!」「川崎か…川崎は仕事がいっぱいあるでしょう?ここはないんだ。ハハハ」「運転気をつけてね」。愉快なお兄様とのちょっとした会話が嬉しかった。たまにこのように地元の方々と話す機会があるけど皆優しくて暖かい方が多い。

食堂は1階と2階と別れていて朝早い時間だと2階のみ営業してるらしい。ここは1階だけどもうこの外観からしてこの店は間違いなさそう。

2階は広々しているけどまだ早い時間だったので客は3人だけ。自分以外は地元の方らしくて、新聞を読みながらホッケ定食を召し上がっていた。ふっくらとしてるホッケが美味しそう。知床のホッケもいいよね。

と思いながらメニューを眺めてたらなんとウトロ漁協婦人部食堂で食べれなかったウニがあるのではないか!それにカニとイクラが追加された欲張りな三色丼があったのでそれをお願いした。同じウニ、イクラであっても取れる地域によってその味や特徴が違って面白い。やっぱり産地の新鮮な食材で作られた料理には特別な美味しさがある。

食事の後は野付半島に向かって南下する。国道335号は適度にカーブもあって景色も色々と変わってくるので走っていて飽きない。標津町に入ってすぐ「郷土料理 武田」さんが見えてきた。またいつかルイべに北の勝まつり飲みたい。もうこの風景が懐かしい。

野付半島に入ってからは野付半島ネイチャーセンターまで一気に走って行く。一番最初野付半島に来たときはネイチャーセンターまで、2回目のときはトドワラまで。3回目の今日はなんと禁断の地に入る!

今まで「関係者以外の車両進入禁止」エリアには行けないと思っていたが、ネットで野付半島ネイチャーセンターで通行許可書をもらうとその奥まで入れることが分かった。

今回の旅では野付半島、その世界の終わりまで行くのが重要なタスクの一つである。早速ネイチャーセンターに入って売店のお姉様たちに野付半島の先端まで行きたいと伝えて申請書をもらった。申請書には住所と名前を書いて目的欄に観光はNGなので「野鳥観察」と記入して免許証と一緒に渡すと免許証とコピーしてから通行許可証と返してくれる。これで「世界の終わり」に行ける!

なぜかここに来ると「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」の「世界の終わり」をイメージしちゃう。この奥に行けば「壁」と「図書館」が現れるのではないかと!ドキドキ。

そんな妄想をしながらあの右奥の野付半島の先端を目指して出発。

道は舗装はされてないけど走りやすくてスポーツバイクでも普通に走れそう。何軒かの番屋を通りすぎて進んでいくと砂と海水が混じった沼が現れる。ネイチャーセンターのお姉様からは道以外はほぼ砂地なので絶対道以外のところには車で入っていけないと念押しされた。

あの地平線に並んでるトドマツが神秘的で綺麗だったけど35mmレンズでは移すことができず…やっぱりここは200mm以上の望遠レンズが必要かもしれない。

道の終わりにバイクを停めて先端を目指して歩いていく。ここからはもう砂場なので足が取られて非常に歩きにくい。ジャケットにカバンまで背負って歩いたけど暑くなってきたので途中脱ぎ捨てる。そこからまた更に500mくらい進んだところで狐を2匹が現れた。道に捨てといたジャケットとカバンがいたずらされるのではないかと心配になって来た道をそのまま戻る。先端まではそこから更に20分以上歩かないとたどり着かない感じだったので今回の野付半島探検はこれで終わりにした。

次は別海から船で先端へアプローチだな。

せっかく憧れの場所にきたのでそのまま去るのは名残惜しくて記念写真を撮る。錆びた無骨な鉄柵がこの場所によく似合う。

撮影の後は最終目的地の弟子屈に向かって西へ。国道272号で中標津のを通りすぎたけど前回のイメージと違って思ったより大きくてビックリした。いつかまた中標津にも行きたい。

弟子屈に来たら真っ先に行くのは摩周湖!流れでまず第一展望台へ。朝からずっと曇りだったので摩周湖は半分諦めてたが、こんなに綺麗に見れるとは!崩れずに耐えてくれた天気に感謝。

アトサヌプリと屈斜路湖がまた素敵。第一展望台のチケット(有料200円)でアトサヌプリも入れるけど今回はパス。

摩周湖は第三展望台からの姿が一番好き。こんなにキレイに摩周湖が見えるのは初めてでカムイシュ島とカムイヌプリも素敵すぎる。いつかカムイヌプリも登ってみたい。

摩周湖を満喫した後はいつもの和琴半島湖畔キャンプ場へ。第三展望台から降りて行く道も楽しい。

久しぶりの屈斜路湖は相変わらず落ち着いて癒やしと寛ぎを与えてくれる。屈斜路湖にずっと守られてる感じ。

和琴半島湖畔キャンプ場はすごく素敵なキャンプ場だけど入り口から設営場所まではエンジンを切ってバイクを押して行かなきゃいけないのが大変。それもフル積載ではなおさら。汗でビショビショになりながら押して管理事務所まで行って受付を済ませてから設営開始。管理事務所前の一番落ち着くところが空いてるのはみんなそこまでバイクを押して行くのが大変だったからかもね。

もう風呂に入りたいけど湖心荘が休業中だったのでとりあえず街まで行って買い物済ませてから摩周温泉に行くことにした。

国道243号に入ってすぐ「カニバーガー」と書かれてるのぼりが目に入った。朝知床食堂で三色丼食べてから何も食べてなくてお腹が空いてたので自然とのぼりのお店「はなこや」さんへ。カニとバガーの全く考えたことのない組み合わせも気になる!

写真では分かりづらいと思うけどとにかく大きい!バーガーキングのワッパーくらいはあると思う。後、マヨネーズベースのタレがこれでもかっくらい濃厚で食べ終わった後の満腹感が半端ない。もう晩ごはんは食べなくてもいいかも。

ニコットで薪を買ってからビラオの湯へ。アルカリ性の温泉でお肌がツルツルになる。小さいけど内湯と野天風呂もあってゆっくりできていいお湯だった。

キャンプ場に戻って屈斜路湖の夕陽を楽しんだ。少し雨が降ったり止んだりしたけど晴れ多めの天気だったので大したことなかった。落ち着く。

日が完全に沈むとそこからは焚き火の時間。クッチャロ湖でできなかった分までたっぷり焚き火を楽しむ。もちろんお供はサッポロクラシック!これは完璧な癒やしの時間。

明日からは確実に天気が崩れるらしいのでしっかり休んで力をためよう。

2021北海道ツーリング4日目:知床

あ、よく寝れた。起きたのは5時前、結構早かったけど前日寝たのが21時と早く、十分すぎるくらい寝たのですこぶる調子がいい!9月後半でも北海道の朝は早い、外はもう明るくなっていた。

いつもならすぐ撤収作業にかかるけど今日は周りにテントが多くてまだ寝てる方も多かったので少しのんびりしながら湖で朝のマジックアワーを楽しむ。クッチャロ湖は夕焼けもキレイけど朝焼けも素敵。

とりあえず周りの皆さんの動きを見ながら少しずつ撤収作業にかかる。時間とともに起きて撤収を始める方が増えてきたけどだいたいライダーの方だった。皆、効率よくパパっと撤収が終わっていくけどやっぱり自分は荷物が多くて時間がかかってしまう。今度の北海道旅では荷物の数と重さを減らしたい。

6時過ぎに撤収作業が終わって知床に向かって出発!出発してすぐ24時間營業のセイコーマート枝幸店(住所に番地がない!)を見つけた。やっぱり、セコマさんすごすぎる!オホーツク海沿いでセコマ以外こんや早い時間(6時半)に朝ごはんが取れるところはないと思う。たぶん。

セコマでおにぎりを食べた後はひたすら東へと直線道路を走る。やっと自分のイメージの中のオホーツク街道が現れた。昨日の宗谷岬からクッチャロ湖までは何かしら人や車が多くて戸惑いがあった。

出発して1時間くらい走ってるけど途中出会ったのは軽トラックと大きいトラックが3台くらい。たぶん日本で一番一人に慣れる道ではないかと思う。とにかく天気にも恵まれて青い空と穏やかな海と風と一緒に秋の色に染まってるオホーツク街道を走るのは爽快で気分がいい。

すれ違う方がいたら嬉しくて手を振って挨拶したいくらいだが、ほとんど地元の方なので浮かれた観光客に見られないように冷静を偽ってそっと去って行く。この時間がたまらなく好き。

紋別で少し道が混んできたの急いでその賑わいがら逃げていく。もし昼時だったら「紋別漁師食堂」でカニ丼を食べたかったが、時間が早すぎたのでまた次回に。

サロマ湖を過ぎて常呂町に入るとグーグル先生が急に右折しろと指示を出す。どう見ても直進が合ってると思うけど…ここはグーグル先生を信じて右折してみる。道がどんどん細くなってきて不安になってきたところで急に前が開けてそこにはキレイな畑が広がっていた。なんの畑かは知らないけど畑と森、海と空のコントラストが美しい。きっとグーグル先生はこれを見せたかっただろう。

しかし、またここから4、5kmくらいフラットなダートへと導いてくれた。北海道ではグーグル先生くらいの変化球のほうが楽しいかもね。

濤沸湖のお馬さんたちも健在だった。3年前より数が増えてる気がする。北海道では日本離れした絶景が多いけどこの濤沸湖も欠かせない絶景の一つ。普通に走っててもバイクを停めて写真を撮りたくなる魅力がある。

せっかくなので斜里の天に続く道にも一応寄ってみる。斜里の天に続く道の約18kmの直線道路はすごいけど実は北海道のあちこちに長い直線道路が結構あるんだよね。この「天に続く道」というブランディングの勝利かな。この道にはたくさんの人で賑わっていた。

お昼は時間的にウトロで食べたほうがちょうどよさそうだったのでいつもの「ウトロ漁協婦人部食堂」へ。ウトロに近づくにつれ交通量が結構増えてきたのである程度は予想してたけど食堂にはたくさんの人で行列ができていた。12時とちょうど昼時だったのもあるけどとにかくこの日はウトロ・知床に人が多かった。30分くらい並んで待って店の中へ。

いつものお母さんたちが元気に働いていて嬉しかったけど今年のウニシーズンが終わっていてガッカリ。その代り知床の鮭を使った三種丼というのがあったのでそれをいただく。なんだろう?養殖の鮭とは全然違う力強さを感じる。自分がヒグマになったような気分で鮭とイクラを求める。美味しい。

今日の寝床は知床第一ホテル。チェックインは15時からだけどとりあえず荷物を預けたくて早めに行ってみた。チェックインの2時間前だったのでロビーの照明は落としてあってスタッフさんもいなくて掃除ロボットがカーペットの掃除をしていたけどそれがまるで人類が滅亡した後にロボットだけが残ってるSFのような風景。テミスの無人都市を思い出す。

軽くなったバイクで大大大好きな知床峠に飛んでいく。さっき漁協婦人部食堂でご飯食べてるときは知床峠に雲がかかってて心配したけど雲は全部去っていって綺麗に晴れてきた。嬉しすぎて上る途中でまず羅臼岳と記念写真。こんなに綺麗に羅臼岳が見れるなんて嬉しすぎる。

お!ずっと行きたくて夢でも見てた知床。目を閉じると浮かんでくるその絶景が今目の前にある!それもこんなに綺麗に見れるなんて幸せすぎる!でもいくら写真を撮ってもその美しさを写真ではなかなかうまく表現できない。その美しさを写真に収めるのを諦めてバイクにまたがって知床の峠を攻める。

あっという間に羅臼町に着いてしまってセコマで温かい缶コーヒーを飲んでまたウトロ方面へ戻る。これこそが自分の中で一番理想的なカフェレーサー。もうこれだけでも今回の北海道旅の目的は達成できたので後はボーナスステージでいいかも。もう十分すぎるくらい幸せ。

いつかは海の向こうの国後島でもバイクでツーリングしたいね。

ホテルに帰って温泉に入って洗濯して部屋でサッポロクラシック飲んでたら窓からウトロの夕陽が見えてきた。今日も夕陽が美しい。

幸せ過ぎる一日だった。